【入社1年目】ヨシヲ大地に立つ!!(退職まであと17年)

【俺の退職記】新入社員編 俺の退職期

17年半勤務した会社を体調不良により退職した元SEのヨシヲです。

「俺の退職記」と称して、私の17年半の会社員生活を振り返ります。

今回は、俺の退職記の一発目。新入社員編です。

システムエンジニアとしてSIerに入社

ITに興味のあった私は、大学卒業後にシステムエンジニアとしてSIerに入社しました。多分、希望に満ち溢れていました。

新入社員研修

私が入社した会社は2ヶ月程度の集合研修があって、そこでみっちり研修をするということでした。しかし、私の入社年に制度が代わり、入社前に基本情報技術者試験の資格を持っていて、かつ入社試験のテストの際に一定以上の点数を取っている人は、研修を1週間で切り上げて、現場に配属するというものでした。

1週間の研修と言っても、偉い人の話とかそんなのであっという間に終わり、技術的な研修は皆無でした。結局、私を含む一部の新入社員は技術的な研修を一切受けることなく現場に送り込まれました。

懇親会での部長からの質問

新入社員や所属される部署の関係者を集めた懇親会がありました。その時に部長から、「君は何がやりたいかね?」と聞かれました。当時の私は部署にどんな仕事(プロジェクト)があるのか全く知らないので、つい「何でもやります」って言ってしまいました。とにかく色々な事をやってみたかったので、ある意味本音ではありますが、なんでもやりますは、なんでもいいですと聞こえてしまうので、少しばかり反省したのを覚えております。

忙しいプロジェクトに配属される

部長に何でもやると言ったからかどうかは不明ですが、部署で一番忙しいプロジェクトに配属されることになりました。他のプロジェクトの先輩からは「ご愁傷さま」と言われてしまいました。はたしてどうなることやら。。。

最初は放置

忙しいプロジェクトに配属されましたが、先輩方は大変忙しいので、新人君に構っている暇はありません。最初はVB6の教本を貸してくれて、これの勉強でもしていてくれとのことでした。自分は大学でちょっとだけプログラミングを勉強していたし、貸してくれた本はVB6の基礎編だったので、あっという間に終わってしまいました。しょうがないので、中級編と実践編を自腹で買ってきて、続きをやってました。

最初のお仕事

最初にもらった仕事の事は忘れもしません。私がVB6の勉強をしていたところ、ある先輩がニヤニヤしながら初仕事を持ってきてくれました。VB6勉強しとけって言われてたから、てっきりVB6なのかと思っていたら、実は初仕事はTransactSQLでした。JAVAともVBとも、ただのSQLとも違うので、私は先輩に聞いてしまったのです。

ヨシヲ(新人)
ヨシヲ(新人)

これって私にもできるようなものなのでしょうか?

今思えば、しょうもない質問をしたもんだと思いますが、当時の先輩の回答が私のSE人生の方向性を決めたと言っても過言ではないです。その回答とは、、、

先輩
先輩

君ができるかどうかは知らん。やるんだよ。

そうか、「できる」から「やる」、「できない」から「やらない」じゃない。「やる」しか選択肢はないんだ。「できない」なら「できる」ようになるしか道はないのだ。

慣れてくると仕事がモリモリ

忙しいプロジェクトでしたので、最初はTransact-SQLのコーディングでしたが、慣れようが慣れまいが次々と仕事をいただくことになります。他の言語でのコーディング、さらにはテスト、設計等とやることがどんどん増えていきました。所属するプロジェクトは保守をしながら開発をしていたので、保守作業も諸々あります。また、毎日のようにお客様からのお問い合わせの対応もありました。

諸々の雑用

新入社員なので、雑用も多々あります。「雑用なんてない、全て仕事だ」というご意見もあるかと思いますが、雑用だろうが仕事だろうがやることは一緒です。自分の所属のプロジェクト以外も含む、部署にかかってくる電話の対応、コピー用紙の補充、シュレッダーのゴミ捨て、皆さんが使いPCの手配(決裁書いたり、業者と手続きしたり)、歓送迎会や忘年会などの手配、資産管理などなど、挙げればきりがないですが、まぁ新入社員は色々ありますよね。

仮採用時代の残業

9月までは仮採用期間なので、残業はありません。残業はないので、勤務表は毎日定時で上がることになり、勤務表に残業を付けることはできません。というのが会社の仕組み。

とは言え実態は、忙しいプロジェクトに配属されてしまった(していただいた)ので、本採用以前に残業しまくってました。(会社の名誉のために言っておきますが、今はそんな事ないですよ。昔の話です。今はちゃんとやってるはずです。知らんけど。)

夏前には残業しまくってたんですが、残業を記録することはできません。当然、残業代も発生しません。残業をストックしとけと言われていて、本採用になって正式に残業付けられるようになったら、仮採用時代の残業時間を上乗せさせようということでした。そもそもこんな事をやってはいけないのだと思いますが、、、まぁ過去のことなので。。

10月から本採用になり、勤務表に残業時間を登録できるようになったのですが、10月で既に100時間は超えていました。これに更に仮採用時代の残業時間を上乗せすると、数字的にマズいということで、もう少し落ち着いてから上乗せさせるようにしようということで、とりあえず先延ばしになりました。落ち着く時代はなかなかやってこなかったので、ご推察の通り、残業時間をシフトさせる話は、その後ウヤムヤになりました。

少ない休みは社員旅行に

平日は終電まで残業、休日はかなりの確率で出勤という生活が続きました。1年目の12月に自由参加型の社員旅行があったのですが、新入社員は強制参加でした。少ない休みが社員旅行で潰れてしまうという事態に。正直、休みたかったなというのが本音でした。

まだ残業が少なかった頃に、新入生歓迎旅行というバスの1日ツアーみたいなのがあったのですが、大御所の先輩が朝からバスで酔っ払って、まだ緊張している新入社員に、脱げだのなんだの騒いでいて、あの時にバスに乗ってた新入社員はみんな、入る会社間違ったなって思ったに違いありません。(笑)

そして、目の輝きが消える

そんな生活をずっと続けていました。あるとき、同じ部署で別のプロジェクトの女性の先輩が言ってたそうです。

先輩社員
先輩社員

ヨシヲ君の目の輝きが消えたよね

私は入社してすぐの頃は、まぁ目がキラキラしてたそうです。希望に満ち溢れていたのかな。それがまぁ社会人としての洗礼なのか、まぁ色々と忙しい生活を送っていたら、目の輝きが消えたようです。一人前になるための一歩目なのでしょうか。。。

あの当時は、若かったのでなんとでもなりましたが、今はもう体力的に精神的も無理ですね。

ヨシヲの退職まであと17年。。。


(補足)大地に立つ!!というのは、ガンダムの第一話が「ガンダム大地に立つ!!」なんです。別にガンダムマニアではありませんが、よちよちながらも立ったぞ〜ということで、このタイトルにしました。

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