筆者は医療従事者ではありません。記事の内容はあくまでも患者視点のものですので、その点はご了承ください。
ヨシヲです。
世紀末闘病記の網膜剥離編です。
網膜剥離とは
まず、網膜というものは、目の奥にある組織で、光を感じる細胞があって、ここで受け取った映像が視神経を通じて脳に送られます。カメラでいうところのフィルムにあたります。この網膜が眼球から剥がれてしまうのが網膜剥離です。程度によりますが、視界が悪くなったり、視力が落ちたり、最悪失明してしまいます。
マスク無しで野球の審判
中学生の頃、私は野球部でした。実戦形式の練習の時に、1年生が順番で審判をしてました。
まぁ、これはよくある光景なのかもしれません。
だがしかし、ひとつ重大な問題がありました。なんと、審判はマスク無しだったのです。
1年生はビビりながらも順番に審判をやりました。
不安的中
私の番になりました。途中までは普通にこなしてましたが、ある一球がファウルチップで自分の顔に直撃しました。しかも運悪く目に直撃です。
とりあえず、応急処置で濡れタオルで冷やしました。腫れたりもしてないので大丈夫かな~って感じでした。
顧問不在
もう一つ問題があって、顧問の教師は幽霊部員でほとんどグラウンドには来ません。私が怪我した当日ももちろん不在でした。
念のため眼科へ
腫れてもいないし、痛みもないのですが、念のため眼科で診てもらうことにしました。瞳孔が開く目薬をして、検査をしました。
網膜剥離の一歩手前
検査の結果、網膜剥離の一歩手前とのことでした。完全に剥離したら失明ですが、まだ繋がっているので、失明は免れているという状態でした。
しばらくは安静に
当分の間は安静にし、極力頭を動かすなとのこと。もう一度当たったら失明の可能性があると。
そんなこんなで中学1年生の数ヶ月は、部活も体育も見学ということになってしまいました。腕立てとか腹筋とか、トレーニングの類も控えるように言われていたので、退屈でしたね。この時期に、親がポータブルCDプレイヤーを買ってくれて、音楽聞くようにもなりました。当時は尾崎豊とブルーハーツが好きでした。今も好きです。また、本を読むようにもなりました。星新一を読みまくったのを覚えています。
教訓
眼球から少しズレてボールが当たっていれば、いわゆる青タンになったり、腫れたりするようですが、私の場合は眼球直撃だったので、外から見ても特に問題はないように見えました。念の為眼科に行っておいて良かったです。皆さんも、もし同じような状況になったら、躊躇せず眼科で検査しておくことをおすすめします。腫れたりしてないのが一番怖いのです。
自分が中学生の頃の話なので、まぁなんとなく終わりましたが、今の時代にこんな事あったら大問題じゃないかな。