【世紀末闘病記】川崎病編

闘病記
筆者は医療従事者ではありません。記事の内容はあくまでも患者視点のものですので、その点はご了承ください。

ヨシヲです。

世紀末闘病記の川崎病編です。

川崎病って何?

皆さん、川崎病というものをご存知でしょうか。国立育成医療研究センターのホームページより抜粋しました。

川崎病は1967年に小児科の川崎富作先生が最初に報告した原因不明の病気です。4歳以下の乳幼児に多く、全身の血管に炎症がおきていろいろな症状が出ます。高熱、両側の眼球結膜(目の白いところ)の充血、真っ赤な唇と苺のようにブツブツの舌、体の発赤疹、手足の腫れ、首のリンパ節の腫れの6つの症状のうち5つ以上の症状があれば川崎病と診断します。小さなお子さんではBCGを注射した場所が紅く腫れ上がることも、特徴的な症状の1つです。

https://www.ncchd.go.jp/hospital/sickness/children/030.html

幼少の頃になったらしいのですが、本人は何も覚えてません。親に聞かされてへぇ〜ってな感じ。

ちなみに、川崎富作さんという方、1925年(大正14年)生まれの方なんですが、なんと2013年(平成25年)まで小児科外来医をされてらしたそうです。引退の理由は「90歳近くなって、足腰に衰えが出て来たため」とのこと。そして、2020年(令和2年)に95歳でお亡くなりになりました。大正、昭和、平成、令和と4つの時代を生き抜いた、大先生ですね。

後遺症の検査

川崎病は、何割かの確率で心臓に後遺症が残るらしいのです。私は高校生まで毎年その検査のために通院してました。幸いなことに私は後遺症はありませんでした。

検査で心電図取ったり色々やるのですが、一番印象的だった検査が負荷をかける検査です。

身体にセンサー的なものをつけて、ルームランナーで走るんです。最初は歩きから、ジョギングのような感じにペースアップしていき、後半は全力疾走。しかも長い!最後はルームランナーに角度がついて登りに!当時高校生でそれなりに鍛えていたので、なんとか乗り切りましたが、検査のレベルではなくシゴキに近い…

終了後に、検査担当の方に、

ヨシヲ:「こんな強度の検査が必要なんですか?(ゼェゼェハァハァ……)」

って聞いたら、

検査技師:「君が走れるからつい調子に乗ってしまった。てへぺろ。」

って、なんじゃそりゃ。

40を越えたメタボのオッサンが、今その検査やったら後遺症どうこうではなく、、無惨にルームランナーからずり落ちるだけか。


2020年は川崎病の患者が激減したそうです。コロナによる生活様式の変化の影響があったと思われるそうです。グラフを見てもらえば分かる通り、これまで右肩上がりで患者数は増えていました。コロナもそうですけど、川崎病の患者数も減っていくといいですね。

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