筆者は医療従事者ではありません。記事の内容はあくまでも患者視点のものですので、その点はご了承ください。
ヨシヲです。
世紀末闘病記の睡眠時無呼吸症候群編です。
私が睡眠時無呼吸症候群と診断されるまでの経緯や、治療方法について説明したいと思います。
頭痛持ちの頭痛が悪化→抑うつ状態へ
私はいわゆる頭痛持ちでして、以前から頭痛に悩まされてました。とはいえ頭痛薬を飲めばなんとなる程度で、日常生活に重大な影響があるわけではありませんでした。
30代半ば、仕事が非常に忙しくなり、同時期に上司のパワハラもあり、頭痛がかなり悪化してまともに勤務できない状態になってしまいました。
一般的な内科や、神経内科、脳神経外科など、色々な病院へ行きました。結局、どこにも機能的な異常はなく、最終的に心療内科で「抑うつ状態」と診断され、休職に入りました。
抗うつ剤であるサインバルタをメインとして色々な薬を飲みつつ、静養をしておりました。
復職するも再度頭痛が酷くなる
9ヶ月程度の休職期間を経て、復職したものの、3ヶ月程度でまた頭痛が酷くなり、再度休職することになりました。
前回の休職と同じように、サインバルタを中心とした投薬治療をしつつ静養しておりました。しかし、なかなか良くなる兆しがありませんでした。
主治医の先生との会話の中で、睡眠時無呼吸症候群というキーワードが出てきました。別の病院で睡眠時無呼吸症候群の検査をすることになりました。
睡眠時無呼吸症候群とは?
名前は聞いたことがある人は多いと思います。寝ている間に無呼吸を繰り返すことで低酸素状態になってしまい、様々な合併症を起こす病気です。
睡眠時無呼吸症候群の検査
簡易検査
検査キットを用いて自宅で検査します。自宅で寝る際に、指や鼻の下などにセンサーを付けて検査します。
精密検査
病院に一泊して検査する方法です。簡易検査よりも詳細な睡眠と呼吸の質の状態を調べることができます。
私は自宅で簡易検査を実施しました。検査の結果、完全にアウトでした。
寝ている間はまともに呼吸しておらず、ずっと首を絞められているようなものです。酸欠で頭痛がするのも頷けます。
睡眠時無呼吸症候群の治療
まずはCPAPです。
正式には、nCPAP(nasal Continuous Postive Airway Pressure)で、日本語では「経鼻的持続陽圧呼吸療法」です。一般的にCPAP(シーパップ)と呼ばれます。
気道に空気を送り続けて、気道が閉じないようにするというものです。CPAPの装置からチューブを通じて、鼻に装着したマスクから気道に空気を送り込みます。
そんなもの付けて寝られるのかと思いますが、これが意外と気にならなくなります。慣れですね。
CPAPを使って寝た翌朝、起きてびっくりしました。人間はこんなに爽やかに朝を迎えることができるのかと。まるで生まれ変わったような感覚すらありました。昨日までの頭痛はどこにいったのやら…
長年の頭痛の原因は睡眠時無呼吸症候群のせいだったのか?
これは正直なところわかりません。実際に抑うつの症状もありました。でも休職の後半の頭痛は睡眠時無呼吸症候群が原因だったのではないかと考えております。睡眠時無呼吸症候群にたどり着くまでにかなり時間が掛かってしまい、2回目の休職は約1年間かかってしまいました。
睡眠時無呼吸症候群の完治に向けて
CPAPは睡眠時無呼吸症候群に対して効果的です。しかし、あくまでも対処的な対応であり、睡眠時無呼吸症候群が治ったというわけではありません。
先日、芋洗坂係長が睡眠時無呼吸症候群だというニュースがありました。
肥満体型の方は、睡眠時に喉の肉が気道を塞いで呼吸ができなくなってしまいます。睡眠時無呼吸症候群の完治に向けてできることはただ1つ。
痩せること
残念ながら、これしかありません。
私(ヨシヲ)も肥満体型で睡眠時無呼吸症候群です。痩せようと努力チウです。。。