【世紀末闘病記】陥入爪編

闘病記
筆者は医療従事者ではありません。記事の内容はあくまでも患者視点のものですので、その点はご了承ください。

ヨシヲです。

世紀末闘病記の陥入爪編です。

陥入爪って何?

ざっくり言うと、爪の横っちょが、指の肉の部分に食い込んでしまい痛くなります。炎症を起こし、肉芽を形成してしてしまい、触れるだけでも痛いし、歩くのも辛くなります。

どうして陥入爪になるのか?

陥入爪になる原因ですが、幅が狭い靴を履いていたり、ハイヒールで無理な力がかかっていたり、外反母趾のように足の形によるものなど、様々ありますが、自分の場合は爪の切り方に問題がありました。

爪の切り方に問題あり

陥入爪

爪が伸びてくると、こんな感じ(赤点線)に爪を切りたくなります。

陥入爪

端っこまで爪を切りきれず、赤く囲ったところのように、端っこが棘みたいになってしまいます。これを爪棘(そうきょく)といいます。この部分は、奥の方に隠れているので見えないんですね。このときはまだ痛みはありません。

陥入爪

その後、徐々に爪が伸びると、爪棘が肉に突き刺さります。爪の角っこが当たってるだけのように思えますが、ナイフの先端が突き刺さっているように痛いのです。(実際にナイフで刺された経験はないですけどね・・・)

はっきりと棘のようになっていなくても、1mm程度の出っ張りのようなものでも、痛くなることがあります。

肉芽ができる

陥入爪をそのままにしておくと、爪の脇に肉芽(にくが)ができます。肉芽が膨れ上がって、幹部を圧迫し、さらに悪化します。

治療

自分でなんとかしようとする

テーピングを螺旋状に巻く

テーピングを足の指に螺旋状に巻くようにして、爪と脇の肉に隙間を作るようにします。爪と肉との物理的な接触がなければ、痛みはだいぶ和らぎます。がしかし、、、そんなことだけで肉芽が治るわけではないし、朝テーピングしても、すぐ緩んじゃうし、根本的な解決には至らないですね。

肉芽にクエン酸をぶっかける

当時ネットで調べて、肉芽にクエン酸をぶっかけると良くなるという情報がありました。結構痛いらしいのですが、どうせ痛いのでやってみることにしました。

近所の薬局に行ってガチのクエン酸を購入し、肉芽にぶっかけたところ、まぁ悶絶しましたね。すげー痛いじゃん。これは無理ということで、クエン酸は自家製のクエン酸飲料になりました。飲むぶんにはクエン酸好きです。

爪の尖ってる部分を取り除く

爪棘が諸悪の根源なので、肉芽をほじくり、爪棘を見つけどうにかしてそれを取り除きます。物理的な接触ということで、一瞬良くなったような気がしますが、素人が適切な処置などできず、さらに悪化するだけです。

寝てるときにぶつけたらしく、朝起きたら血痕が・・・
すぐ出血してしまう・・・

まずは近所の皮膚科へ

自分ではどうすることもできないので、近所の皮膚科へ。飲み薬と塗り薬と消毒液をもらって、しばらく様子をみましょうとのこと。

薬飲んでれば治るのかなぁと思いつつ、しばらく様子見。散々様子見たけど、何も変わらず。。。というか、悪化しているような。。。

その皮膚科の先生も、こりゃ手術かなーということで、紹介状書いてもらって、大きな総合病院へ行くことになりました。

紹介状をもらって大きな総合病院へ

とある総合病院の形成外科に行きました。整形外科ではなく形成外科です。形成外科ってあまり馴染みがなかったので、先生がケーセーって言ってるのを、ずっとセーケーって言ってるものだと思ってました。

美人女医に診てもらうことに

担当してくださった先生が、美人の女医さんだったのです。最初に行った皮膚科の先生はオッサンだったので、心のなかで小さくガッツポーズをしました。

訂正)ドS女医に診てもらうことに

というわけで、美人女医の先生に爪を見てもらいました。私の勝手な想像(妄想)で、優しく手当をしてくれるのだろうと思ってました。がしかし、その妄想は一瞬で消え去りました。

その美人女医は、無言で爪や肉芽をグリグリし始めました。あんまり痛いので、恥ずかしながら「いってぇ」と声を出してしまいました。すると、

美人女医「ええ、そうですね。わかってますよ。」

と冷たく言いながら、患部グリグリを続けるのでした。私の中で、美人女医はドS女医に切り替わりました(笑)

さらなる様子見

地元の皮膚科で様子見で、埒が明かないので総合病院に来たのに、さらに様子見ということになりました。その後、何回か通院し、その度に、美人女医あらためドS女医にグリグリされるのが楽しみでなりませんでした。(ぉぃ)

そして手術

どんだけ様子を見たんだというくらい様子を見たので、満を持して(!?)、手術ということになりました。手術と言っても、入院するような大げさなものではなく、あっという間に終わります。

フェノール法という方法で、爪の横っちょを根本から取り除いたあとに、爪が生えてくるところをフェノールという薬物を使って腐食させて、爪が生えてこないようにするという方法です。

例の美人ドS女医にやってもらえるのかと思ったら、手術の担当は別の男性の方でした。まぁ、それは別に構わないのですが、ここでひとつ別の問題がありました。

麻酔が痛すぎる

足の指の先っちょに麻酔をするんですが、これがかなり痛い。麻酔というのは痛くなくするためのものなのに、それが十分に痛い!ということは、麻酔なしでやったら、相当なモノなのでしょう。麻酔の痛さに体がびっくりして、全身の毛穴から涙が溢れ出しました。看護師さんが笑顔で大丈夫ですよ〜といってくれるのですが、ゼンゼンダイジョウブじゃナカッタヨ。

麻酔の効きが弱い?

麻酔を注射して、何分か待って、麻酔が効いたかどうか、先生が足をチョンチョングリグリしました。麻酔が効いていれば感覚がないのでしょうけど、、、、なんか普通に触られてるのを感じるぞ。。

いや、待て。ここで麻酔効いてないようですと言ったら、また追加でクソ痛い麻酔を打たれるんじゃないか。それは回避したいから、嘘ついて麻酔効いてるって言っちゃおうと思った瞬間、思いとどまりました。

いやいや、待て待て。中途半端な麻酔で手術したら、完全に悶絶するじゃないか。あぶねーあぶねー。先生に素直に伝えて、追加の麻酔をありがたくいただき、無事に手術を終えました。

とりあえずこんな感じになりました。

先生ありがとう。

というわけで、手術は昼過ぎには終わりましたので、その足で、ひょこひょこと仕事(休日出勤)に行きました(うーん)

数日後の足の状態

しばらくしてからの足の状態です。

えぐったな〜って感じです。

汚い写真でごめんなさい。

皆さん、爪の切り方には十分に注意しましょう。

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