【俺の減量記】ステージⅠを振り返る｜術後16日目

減量手術（腹腔鏡下スリーブ状胃切除術）を受けたヨシヲです。

ステージⅠを振り返る
運動
食事
現在のヨシヲ

ステージⅠを振り返る

4/11に手術をしまして、翌日4/12〜4/25の2週間がステージⅠでした。このステージⅠにおける変化を振り返ってみます。

その前に、消費エネルギーの考え方について確認します。

消費される総エネルギー

人が生活するうえで、消費されるエネルギーは、基礎代謝、食事誘発性熱産生、身体活動量の３つに分類されます。

基礎代謝

無意識下で行われる生命活動で必要なエネルギー消費です。呼吸や心臓や内臓等の動きなど、特に何もしていなくても消費するエネルギーになります。筋肉量に比例すると言われています。1日に消費される総エネルギーの約60%程度とされています。

食事誘発性熱産生

食事をすると、体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されます。つまり、食事後には安静にしていても代謝が増えることになります。聞きなれない言葉ですが、これを食事誘発性熱産生と呼びます。1日に消費される総エネルギーの約10%程度とされています。

身体活動量

運動による消費カロリーです。これは分かりやすいですね。1日に消費される総エネルギーの約30%程度とされています。

体重等の推移

さて、ここでステージⅠにおける体重の推移を振り返ってみます。

術前

体重：119.0 kg

体脂肪率：32.9 %

BMI：38.86

脂肪量：39.2 kg

脂肪以外：79.8 kg

術後3日目

体重：115.6 kg

体脂肪率：32.9 %

BMI：37.75

脂肪量：38.0 kg

脂肪以外：77.6 kg

術後14日目

体重：107.6 kg

体脂肪率：31.6 %

BMI：35.13

脂肪量：34.0 kg

脂肪以外：73.6 kg

体重等の変化量

また、体重などの変換量は以下の通りとなります。

術前からの変化量

体重：-11.4 kg

体脂肪率：-1.3 %

BMI：-3.73

体脂肪：-5.2 kg

脂肪以外：-6.2 kg

術後3日目からの変化量

体重：-8.0 kg

体脂肪率：-1.3 %

BMI：-2.62

体脂肪：-4.0 kg

脂肪以外：-4.0 kg

摂取カロリーと消費カロリー

摂取カロリーと消費カロリー、体重の減少量の関係について確認してみたいと思います。胃を取り出しているので、取り出した分の胃の重さは痩せたわけではないので、術前を比較対象としてしまうと都合が悪くなってしまいます。術後3日目と14日目を検証期間とします。

術後3日目から術後14日目までの12日間合計の摂取カロリーと消費カロリーは以下の通りです。

摂取カロリー：2,684kcal
身体活動量：5,715kcal
基礎代謝：2,096 Kcal × 12日間 = 25,152kcal

また、脂肪1kgの持つ熱量は約7,200kcalです。つまり、脂肪を1kgを減らすためには、摂取カロリーより消費カロリーを7,200kcalだけ大きくする必要があるということです。

ここで、検証期間の12日間の消費カロリーは身体活動量の5,715kcalと基礎代謝の25,152kcalを足して、30,867kcalです。ここでは食事誘発性熱産生は、そもそもの量の少ないのと、この期間大したものを口にしていないので、計算から外すことにします。

消費カロリーの合計（30,867kcal）から、摂取カロリー（2,684kcal）を引くと、28,183kcalになります。つまりこれがこの期間で稼いだカロリーになります。これを脂肪1kgの熱量7,200kcalで割ると、約3.9という値になります。これが消費カロリーと摂取カロリーから導き出される、脂肪減量の理論値ということになります。

この期間に実際に減った体重は8kgで、脂肪量は4kg減、脂肪以外（筋肉、水分、骨など）も4kg減となります。脂肪量の減少というのは理論値とほぼ同等の値になりました。

つまり7,200kcalを消費すると脂肪が1kg減るということで、体重が1kg減るということではないようです。脂肪が落ちるためには、どうしても筋肉も落ちることになります。つまり、体重で考えると1kg以上は減るということになるのではないかと思います。

しかし、体重が落ちても、筋肉が落ちてしまうのは良くないです。適切な運動と十分なタンパク質摂取が必要ということになりますね。

注）あくまでも私の個人的な見解です。医学的な根拠はありませんので、その点はご了承ください。