【俺の減量記】術後1ヶ月検診に行ってきた|術後30日目

術後1ヶ月検診に行ってきた ダイエット

減量手術(腹腔鏡下スリーブ状胃切除術)を受けたヨシヲです。今日は術後1ヶ月検診でした。

術後1ヶ月検診

術後1ヶ月検診で、通院してきました。内容としては、以下の通りです。

  • 検尿
  • 採血
  • Inbody
  • 医師の診察
  • 栄養士による栄養指導
  • 理学療法士による運動指導
  • グループミーティング

医師の診察

事前の検査結果を元に医師の診察がありました。術前は、血圧、肝臓系、コレステロール系、腎臓系、尿酸値と、色々と引っかかっていたのですが、手術してたったの1ヶ月で、ほぼ全て正常値になっていました。ただし、逆に尿酸値だけは爆上がりです。12.7mg/dlです。これは術後の水分不足によるもので、術前からある程度は想定されていたものです。ただ、いくらなんでも上がりすぎなので、より水分補給と尿酸値を下げる薬(フェブリク)の量を倍にしました。痛風は痛いだけなので、死ぬようなことはありませんが、痛いのは嫌ですからね・・・

痛風については、こちらをどうぞ。

私の体重は、1月に最大129kgになり、術前減量により4月の手術時には119kgでした。そして、術後1ヶ月で100.7kgになりました。1ヶ月で18.3kgの減量になりますので、術後1ヶ月の成績としてはかなり良い方だそうです。

手術当日と術後1ヶ月の写真を載せておきます。同じ服を着て行ったのですが、お腹の部分の服の角度が違いますね。あと、袖口の隙間も増えているように見えます。術前がマスクしているので、わかりにくいのですが、顎が出てきました(笑)

術前の姿
術後1ヶ月の姿

ただ、元々筋肉量が75.7kgあったのに、術後は65.9kgになり、約10kgほど減ってしまったことになります。この1ヶ月、まともに栄養が取れず、運動といっても散歩程度なので、筋肉量が減るのは致し方ないことではありますが、数字を見るとちょっとガックシしたのは正直なところです。今後はタンパク質中心の食生活となり、筋トレを始めていくので、この筋肉量を維持しつつ、脂肪を落としていけるように頑張りたいと思います。

傷口ですが、手術後にはステリーストリップ(steri-strips)という、処置後の傷口閉鎖を補強する皮膚接合用テープが貼られています。これは自然に剥がれるまではそのままにしておいて良いということだったので、自分で意図的に剥がすようなことはしませんでした。剥がれかけてはいたのですが、なかなかしぶとく残ってました。1ヶ月検診の際にもまだ5ヶ所全てのテープが残っておりました。医師の方は、まだ残ってたの?みたいな顔をされてましたが、じゃ剥がしちゃいましょうということで、ペリペリ剥がしてもらいました。その時初めて傷口を見ました。穴をぶち開けられて、変な棒をグリグリ入れれたり、その穴から胃を取り出したりと散々な目にあった傷口(穴)ですが、1ヶ月で見事にくっついちゃんですね。人体の回復力たるや。不思議。

栄養士による栄養指導

昨日が最初のステージⅢだったので、その食事内容について確認してもらい、問題ないとのことでした。また、聞きたかったことをいくつか確認することができました。

間食について

基本的には1日3食です。今はお腹も空かないし、特に問題ないのですが、今後お腹が空くようになってしまった場合や、栄養補給としての間食について聞いてみました。

間食としてプロテインドリンクを飲んでも良いか?という質問には止めた方が良いとのことでした。今の食事内容なら最低限のタンパク質は摂れていそうなので、なるべく食事の中でタンパク質を摂るようにしましょうとのことでした。

また、おやつ的な感覚で、カロリーゼロのゼリーなどはどうか?という質問に対しては、水分補給にもなるので、大丈夫とのことでした。おすすめは、経口補水液のゼリータイプだそうです。私も今後チャレンジしてみたいと思います。

食事前後20分の水分NGルールについて

食事前後の20分間は水分を取ってはいけないというルールがあります。

食事前の20分がダメな理由

これは、食事の前に水分を摂ることにより、食べられる量が減ってしまうためです。早めに満腹になってしまい、必要な栄養素が摂れなくなってしまう可能性があるということです。

食事後の20分がダメな理由

固形物の食事をすれば、食べたものが胃に残ります。水分のようにすんなりと小腸の方に流れては行きません。つまり食事後は胃がいっぱいなのです。術前であれば、胃にある程度の大きさがあるので、何かを飲んでも問題ありませんが、術後は胃が小さいため、小さい胃にパンパンに食べ物が詰まっている状態です。そこに水分を流し込むと、もう空きがありませんので、嘔吐することになってしまうのです。

また、もう一つダメな理由があり、仮に水分の入り込む余地が胃に残っており、嘔吐せずに済んだとします。しかし、スリーブ状胃切除術を受けた人の胃は非常に小さくなっており、消化能力も通常の人に比べて弱くなっています。そのため、水分の流入により十分な消化ができる前に、小腸の方に流れて行きやすくなります。これによりダンピング症候群(早期)が起きてしまう可能性があります。

早期ダンピングとは、十分に消化されていない食べ物が小腸に流れこむことで、小腸が膨張し、小腸に入った食べ物を薄めるために血液やら体液やらが小腸に集まることで、腹部の膨満感、痛み、嘔吐、ほてり、汗、動悸、もうろう状態などが起きてしまうのです。胃のバイパス手術を受けた方は特に起きやすいそうですが、スリーブ状胃切除術だけの方なら起きないというわけではないようです。

対処法

理屈は理解したけど、実生活ではどうすれば良いのでしょうか。自宅での食事であれば、そのルールに従って食事をすれば良いだけですが、例えば外食時など、味噌汁などの汁物がついてくることは良くあることだと思います。このような場合は、味噌汁の具をいったん残し、先に汁だけを飲んでしまうんだそうです。

食事前の20分間NGルールは食べられる量が減るだけなので、実害は大きくありません。他の食事で帳尻を合わせれば良いだけです。具だけ残された味噌汁の器はなんとも変な感じで、行儀も悪そうですが、致し方ありません。

食事後の20分間NGルールは守った方が良さそうです。嘔吐にしろダンピングにしろ良いことはありません。

飲み会について

そもそもお酒は術後半年間はNGですので、私にとってはまだまだ先の話なのですが、いずれお酒の席にでることもあると思います。お酒の席ともなると、お酒を飲むにしろ、ノンアルコールを飲むにしろ、先ほどの20分間ルールなんてなかなか難しいと思います。胃の能力、特性は患者によりまちまちですので、一概にこうだと言えないようですが、やはりチビチビやって乗り切るしかないようです。普段の食事よりも一口の量とペースを落として、ちびちび。

カリウム不足について

私は「あすけん」というアプリを使ってカロリー計算などをしています。このアプリで取得した栄養素なども確認できます。「あすけん」についてはこちらをどうぞ。

病院からもらっているサプリメントにはカリウムは含まれてません。私は慢性的にカリウム不足になっていました。術前からそうだったので、たまにバナナ食べてカリウム補給してました。

これについては足がつったりすることが頻繁に起きるようでなければ問題ないとのことでした。しばらく様子見ですね。ちょっとくらいバナナ食べようかな。

カロリーと体重の関係について

脂肪1kgが持つ熱量は約7,200kcalというのは万人に共通なのですが、では7,200kcalを稼げば1kg体重が減るのかというと、完全にそういうことでもないようです。他にも様々な要素があり、一概にそうだとは言えないとのこと。体重が減るペースにも限界があるでしょうし。

ただ、一般的に言われているのは、1日200kcal稼げば、月1kg痩せるということらしいです。

ん?結局それは脂肪の熱量7,200kcalから計算されていることだな。月に1〜2 kgのペースで減量しているならこの計算が当てはまり、減量手術を受けて、体重が急降下している人は当てはまらないんだなと思うようにしました。

理学療法士による運動指導

術後1ヶ月はなるべく散歩とやる気のない小学生のようなラジオ体操をメインにしていました。それで十分とのこと。

今後は筋トレを始めて行きます。理学療法士さんに聞いたところ、昔は筋トレの前に十分に準備運動と有酸素運動をしてから筋トレしましょうって言われてたのですが、現在は違っていて、筋トレの前に有酸素運動はあまりしない方が良いということのようです。やっても2〜3分、歩くか軽く走る程度にするそうです。有酸素運動は筋トレの後にやります。筋トレ後には燃えやすい状態になっているので、そこで有酸素運動を取り入れることで、効率的に脂肪燃焼をすることができます。

Inbodyで計測した時に、体脂肪率が自宅よりも高めに出ました。こんな感じです。体重が軽くなっているのは、Inbodyは服の重さを0.5kgとして計算しているためだと思います。家の体重計ではパンツ一丁で測ってます。

Inbodyの結果(午前中)

  • 体重:100.7 kg
  • 体脂肪率:30.7 %

その日の夜

  • 体重:101.6 kg
  • 29.3 %

実は、この日姑息な手段を用いました。体重軽くなるかな〜と思って、朝から水分を取らなかったのです。実はこれが裏目に出ました。

Inbodyで計測するときには、脂肪と筋肉を電流の流れやすさで計測しているそうです。電流が流れやすいのは筋肉で、逆に電流が流れにくいのが脂肪だそうです。水はどうか?はい、水は電気を流しやすいです。つまり体内の水分量が少ないと、脂肪が多いように判定されてしまうんだそうです。

元々、術後十分に水分が取れずに脱水気味だったにもかかわらず、当日も水分を摂取せずに検査に向かったので、細胞外水分比が一応基準内ではあったものの少なくなっていました。

細胞外水分比についてはこちらをどうぞ。

【公式】体成分分析装置InBody | インボディ
体水分均衡の特徴と重要性 日常的に体成分測定をされる方で、筋肉量と体脂肪量を確認している方は多いと思います。確かに両者は馴染みがあり、誰でも理解しやすい項目ですが、体成分測定で見逃してはいけない項目が他にもいくつかあります。その代表的な項目が体水分量や体水分均衡です。成人における体水分は体重の約6割を占める成分であり、...

要は水分が減っている状態だったということです。理学療法士さんの経験と勘によると、Inbodyにて出た筋肉量よりも実態はもう少しあるはずで、体脂肪率も30%は切っていると思うとのことでした。その日の午後は必死に水分を取り、その日の夜に自宅の体重計に乗ってみると、30%を切ってました。理学療法士さんの予言通りだったのかもしれません。

それにしても、少しでも体重を減らそうと思って、水を飲まずに検査に臨むなんぞ、あんて阿呆なことをしたもんだと反省。反省だけなら猿でもできる。同じ過ちは繰り返しません。

グループミーティング

初めてだったのですが、グループミーティングに参加しました。既に手術をされた方やこれから手術をしようと考えている方があるまり、色々と意見交換する場です。守秘義務がありますので、内容については書きませんが、有意義な場だと感じました。

そして、その場でTwitterで繋がってた人と遭遇していました。散会してからその時の話をなんとなく思い出していたら、なんかTwitterで同じようなこと言ってた人いたなぁと思ってチェックしたらまさにその人で、なんという偶然。Twitterもブログも匿名でやっているので、リアルで誰かに会ったのは初めてなのでびっくりしましたね。

運動

今日は昼過ぎまで病院でしたので、夜に散歩してなんとか一万歩に届きました。

病院から帰ってきてから所要で自転車でウロウロしていたので、消費カロリーは約1,000kcal弱でした。

草野球をやるのですので、グラウンドを確保するのですが、仮予約はwebからできるのですが、本予約をするためにどこぞの施設に行かなければなりません。今回異なる自治体の球場をそれぞれ予約したので、自転車こいで2ヶ所の施設に。運動になるから良いけど、本予約もwebでさせてくれー。クレジット決済させてくれー。と強く思いました。

散歩

食事

朝食

術後30日目朝食
  • ザバス ミルクプロテイン
  • inゼリー (タンパク質タイプ)

朝食抜きでの通院だったため、午後2時くらいだったかな。朝の薬を飲むために、遅い朝ごはん。

昼食

術後30日目昼食
  • マイクロダイエット

急いでたので、写真を撮り忘れ、飲みかけです(笑)

夕食

術後30日目夕食
  • 自作の鶏ハム(134g)

現在のヨシヲ

こんな感じです。

俺のデータ

体重:101.6 kg

体脂肪率:29.3 %

BMI:33.18

体重推移
ヨシヲ
ヨシヲ

色々と順調だな。体重減ってるけど、筋肉量はこれ以上は落としたくないから、タンパク質と筋トレを生活に取り入れて行こう。


にほんブログ村 ダイエットブログ 体重3桁(100キロ超)のダイエットへ

コメント

タイトルとURLをコピーしました